前回の美羽ブログでも宣言した通り、日プ女子番外編 –夢へのはじまり–を購入しました。
したらば、(なんでこれを放送しなかったんじゃ?)という場面の連続すぎて、当時あまりの冷遇とそれによる視聴者の過小評価っぷりに怒り心頭だったわたしはさらなる決意を抱いたのです。
よし、夢へのはじまりで明かされた事実はどうにかして後世に伝えていかなければいけないと。
以前書いたrebloomブログがありますがあれは所詮「夢へのはじまり」を観ていないころの、真相をまだ知らない自分が書いたものに過ぎない……
加藤心が笠原桃奈の手紙で号泣した動画を見て、自分もガチ泣きしたあのときだって、rebloom理解度はまだレベル30ぐらいです。ポケモン御三家だったらまだ第三進化してないくらいですよ。
今回はこのときの加藤心の涙にどれほどのrebloomの歴史が詰まっていたか、「夢へのはじまり」〜ME:I 活動を通して、ひとりのYOU:ME視点で迫っていこうと思います。
本放送で削られた「加藤心のストーリー」
「夢へのはじまり」を、inuloomのディスクだけ繰り返し繰り返し見すぎてまだ他のメンバーに進んでいないのですが、3人とも本放送では全く良さが伝わっていなかったなとつくづく感じています。主に本質が削られているなと思うのは3者こういう感じかと思います。
桃奈_「発露する強さの理由」
美羽_「人間としての成長」
心_「過去の自分との訣別」
美羽編についての言及は前回のブログを見ていただくとして、心の「夢へのはじまり」の感想ですが、彼女、思った以上に日プ女子を通して過去のトラウマを乗り切れていません。なんと「&ME」にしろ、「CHOPPY CHOPPY」にしろ、彼女はずっと自信がなく、悩み続けています。本放送で全く分量がありませんでしたから、わたしたちに知るよしはなかったのですが。
もちろん、韓国の曲がりなりにもよく知られた事務所からデビューできた、彼女は選ばれた人間であるにも関わらず、夢半ばにして挫折してしまった経験というのは筆舌しがたいものがあるでしょう。そこは同じデビュー経験組といっても桃奈と蘭とは大きく異なるところです。
そんな彼女をトレーナー陣はちゃんと支えます。
YUMEKIにしろ、青山テルマにしろ、仲宗根梨乃にしろ、これまでとは違う彼女を求め、とくに後ろのふたりに関しては「こころから音楽を楽しむ気持ち」をもう1度沸き立たせようとするのです。
しかし手応えが、周りとの差が、過去の経験が、彼女のこころを苦しめます。
彼女は必死にもがきます。「自分に勝ちたい。変わりたい」と。
その真摯な挑戦がまた彼女を苦しめるわけですが、ME:Iとしてデビューできた今思うと、彼女にとって必要な壁だったのかもしれません。
笠原桃奈のことばの魔法
自分に勝ちたい、と願い続け、どんどん傷ついていく心。
「夢へのはじまり」ではそんな彼女をずっと支え続け、ときにやさしく、ときに厳しい言葉を投げかける人物が映し出されます。
それがレベル分け評価でrebloomとして「アイドル」を共に披露した笠原桃奈です。
正直に言うと、この映像を見て最初に思ったのは「笠原桃奈、ここまでとは!」ということでした。
まずレベル分け評価でお互いがA評価を獲得したあと。
心が「このステージを一緒にやれてよかった。私がへにゃへにゃ言ってもやさしく受け止めてくれて。もう一生(アイドルを)やらないって思ったくらいだからさ」というような発言をしたのは本放送でも触れられましたが、ここには続きがあります。
桃奈は「わたしがこういうことを言えるのは心ちゃんのこころが綺麗で、本当に尊敬しているからだよ」いう言葉を返します。わたしは桃奈をハロプロデビュー時から知っていますが、彼女がこんな言葉をいっときの誤魔化しで言えるようなひとではないと思っていて、この時点でここまで素直に優しい言葉をかけられるなんて、ふたりの関係がこんなに最初から深かったのかと驚きました。
そのあとも「LEAP HIGH!」のレッスン、第一回順位発表色での「私は心ちゃんを愛しています」発言の裏話、誕生日に渡された桃奈から心に渡された手紙など、番外編ならではの未公開映像すべてがrebloomの特別さを物語ります。
極め付けは「&ME」。
表では心ちゃんのハグを嫌がる桃奈など、のほほんとした風景が映し出されていましたが、
裏では心は自分を変えるためにリーダーに立候補するなど大きな挑戦がありました。
そんななかでも桃奈は「あなたが自分でやりたいと思うのなら、私は支えます」と伝えるのです。
桃奈自身も美羽とパートを争うという展開がありましたが、心の必要な試練や挑戦に関しては心配そうながらしっかりとバックアップする覚悟でした。
実際順位の心配で心の余裕がなくなる子、レッスンについていけない子が出てきて、ほぼアベンジャーズチームということでトレーナーの評価も厳しくなるなか、リーダー兼センターの心の精神は追い詰められます。
そんな心の話を聞くためにレッスン室でふたりきりになった桃奈に、心は抱きついて涙を流すのでした。その大粒の涙にわたしももらい泣き。(桃奈のコートの撥水加工の上を滑り落ちる心の涙……)
桃奈は、心にそのままでいい、無理しなくていいというような言葉をかけます。
変わろうと必死になる心、デビューするためにもう一度心底音楽を楽しめと要求するトレーナー、そのどちらも実際は正しい。
けれども、心は桃奈の存在がなかったら潰れていたのかもしれませんね。
その考えがさらに強まったのはプラメを取り始めてから。
ケチなわたしはなんだかんだ先月夢へのはじまりを買うまでFCにも、桃奈YOU:MEの呼びかけを見るまでプラメすらも登録していなかったのですが、本当にどちらも登録してよかったと思います。そこで知れたのは、桃奈の言葉の強さ。
ブログやプラメで桃奈は頻繁にME:Iメンバーへの愛情、ファンへの愛情を語ります。誰もとりこぼさないようにするその愛情深い言葉の数々や態度に、和田彩花、竹内朱莉、佐々木莉佳子、船木結、上國料萌衣、川村文乃ら、アンジュルムで共に活動した方々の言動を重ねながらも、どんどん大人になっていく桃奈の言葉に新鮮に感動しました。
そして、こんな愛情を常に受けていたとしたら、心のあの涙の理由もわかるなと思ったのです。それほどまでに、「夢へのはじまり」のCOCORO編は桃奈の愛情に溢れていました。そして、心のやさしい人格が桃奈を動かしているというのもわかりました。
これを見てからというもの、お手紙交換会や100日記念パーティがもっと特別に感じられるようになりましたね。rebloom最高!
rebloomに投票していたファンとして思うこと
まず、ふたりでデビューできて本当によかった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ということです。
夢へのはじまりで流した涙が、もしどちらもデビューできていなかったら成立しなかったかと思うとゾッとしますし、わたしと同じように裏で桃奈と心にいれ続けていたrebloomのファンのみなさん、ありがとうございます。Twitterの本当に意味があるかわからないアンケートを桃奈と心に投票してくださったみなさん、ありがとうございます。
二度とやりたくはないけれど、あれがなかったら今の幸せはありませんね。
あと運営「お前ら何カットしてくれとんねん」ということですが、このふたりのストーリーを放送したらさすがに勝ち確すぎるのかなぁ。鯖番というのは本当に心を意地悪にしないと作れない……。
そしていまもrebloomがME:Iのなかで受け入れられているのは、櫻井美羽という存在があるからかもしれませんね。ふたりだけというのは内側にこもってしまうきらいがありますが、美羽が心とも桃奈とも信頼関係を結び、inuloomというケミまで生み出してしまうくらい朗らかな関係性になった結果、rebloomが開かれたものとしてグループ内でも愛されているんだと感じます。
そしてまだプラメ取りはじめたばっかりなのに何言ってんだという感じですがここで一句。
とりましょう
夢へのはじまり
桃プラメ
読んでくださってありがとうございました!
今日の一言 心と美羽のプラメも取りた過ぎてやばい