この絆 揺るぎない。尊さ無限大ケミrebloomの軌跡を振り返る【日プ女子名場面プレイバック】

    5/11はじめてのKCONに出演するME:I。
    今回は「PRODUCE101 JAPAN THE GIRLS」の人気ケミだったrebloom……さまざまな苦難を乗り越え見事ME:Iとしてデビューしたふたりの、日プ女子時代の思い出をファン目線から振り返ります!

    目次

    無敵の笑顔で荒らすメディア「アイドル」に賭けた夢

    第1話、レベル分けテストではじめてrebloomとして人前に立ったふたり。
    と言っても、人物紹介VTRだけで、パフォーマンスと結果の発表は次回へのひっぱりに使われてしまったので(笑)rebloomの初お披露目が見たい後追いのファンの方は第2話のレベル分けパート最終順から見てください!

    第2話ではCherry Bulletとアンジュルム時代を含めた人物紹介を経てYOASOBIの「アイドル」を披露。「無敵の笑顔で荒らすメディア」は、いまではテレビ出演たびに笑顔で話題を集める桃奈の代名詞となっている歌詞であり、心はその後もポジションバトルで幾田りらの歌を選ぶなど、「アイドル」が彼女たちにその後に与えた影響は測りしれません。

    結果として、デビュー経験者の貫禄を見せつけふたりとも「A」評価を受けます。
    心のA評価を自身の評価よりも喜んだ桃奈の涙。セット裏でお互いを称え、抱き合いながら涙を流したふたり。

    心がレッスン中に勇気付ける言葉をくれた桃奈に送った「(ステージに)帰ってきてはじめての舞台を一緒にやれてよかったと思う。もう絶対(アイドル)やらないと思ってたくらいだからさ」という言葉、桃奈がインタビューで答えた「特別な縁なんだと思います」という言葉は、ふたりでデビューできた今聞いても感動的です。

    そんな特別な縁で結ばれたふたりのはじまりはこの場所。
    事務所ごとに分かれたチームでお披露目される韓国版のプデュとは違い、日プでは運営がチーム分けと歌唱曲の指示を行います。

    桃奈のファンとして、わたしが日プ女子運営に一番感謝していることは加藤心とrebloomを組ませてくれたことです!

    努力して得たキャリアが諸刃の剣となる?

    Aクラスとなったふたり。心はダンス・トレーナーのYUMEKIに「一番怒った」と語られるも、そのシーンは一切放送なし。Aクラスでのレッスンでのふたりの分量は、トレーナーのアドバイスを悟りの境地で耳を澄ませているシーンくらいでしょうか。

    結果としてふたりとも「A→A」のいわゆる”ロイヤルA”を獲得してまたもや実力を証明しました。

    一方で、ふたりとも「LEAP HIGH!」のセンター争いには絡まず。ちなみに、ME:Iメンバーの高見文寧さんはこのとき桃奈をセンターに推薦してくれていました!
    レクリエーションのランダムダンスパートではモーニング娘。の「恋愛レボリューション21」が流れるも、前に出ていく踏ん切りがつかなかった桃奈に「行かなくて良いの?」と心が気遣う場面も。経験者ということで複雑な感情やシチュエーションに迷いが見えた場面ですが、互いを支え合うrebloomの裏の名場面でもあります。(ふたりともデビューできたから言える……)

    グループ・バトルでは心は櫻井美羽が選んだアベンジャーズ・チーム。
    桃奈は石井蘭が選んだ対アベンジャーズ・チームで出場。

    このグループ・バトルは現在のLAPONE GIRLS所属のME:IとIS:SUEの雛形となったパートといっても過言ではなく、rebloom外でのメンバー交流がメインの見どころです。
    ただ、孤高の存在になりかけていた櫻井美羽が加藤心にこころを開いた回ということで、ME:Iのオンニズ inuloomの原型回とも言えるでしょう!

    rebloomとしては、美羽と蘭が話してる後ろでなんか話してるな……くらいの分量です。笑

    第5話の第1回順位発表式ではrebloomでお立ち台。
    「結婚式?」と言われていたほどお互いへの熱い想いが滲みでるコメントが印象深いです。

    ちなみにこの回、それまで全く絡みが見えてこなかった美羽と桃奈がはじめて「あれ……なんか仲良くなってない?」となった回。MBTIは正反対。1位争いするふたりだったので1部のファン同士も当時は殺伐としていましたが、美羽と桃奈は裏で絆を深め合っていました。ふたりが仲良くなったきっかけはFC会員になって美羽の「About ME:I」を読んでみてくださいね!

    この頃からふたりのFDでは薄々不穏な空気も漂い始めます。
    「桃奈も心も、運営のシナリオでは主人公格ではないのではないか?」
    という疑念が湧き始めたのです。

    第1回順位発表式のあと、ポジション・バトルの楽曲決めは日プ女子史上もっとも平穏な瞬間。上位組が全員仲が良く、微笑ましい空気とチャレンジ精神が伺える良い瞬間です。

    が、

    ポジション・バトル自体は、rebloomのファンとしてはあまり思い出したくないパートかもしれません。チッケム公開後の視聴者、YouTuberの好意的な意見とはうらはらに、トレーナーたちの反応は恣意的に悪いものが残る編集をされてしまい、結果としてトレーナーたちにその気がなかったとしてもふたりは低評価をされてしまったようなかたちに。

    サバイバル番組の宿命ではありますが、一部だけを曲解して悪意を向けるひともいます。
    ふたり(とくに……)はその分量のなさや編集の印象によって経験者なのに、とヘイトを向けられることも少なくありませんでした。
    SNSを見るとME:Iになってから、桃奈や心のことをよく知れて、もっと好きになったというひとが増えた印象があります。最初から愛ある編集をされていたら……と思いますが、まぁふたりともデビューできたのでy……。よくない!!!!!!!!!!!!!

    ちゃんみなさんがゲスト・トレーナー出演したときになぜかハイテンションで心に教えにいく桃奈の映像が表で残ったことだけはありがとうと言いたいです。

    倒れてもまだ飛べるよ 仲間と支え合えた「&ME」

    コンセプト・バトルでは視聴者投票によりふたりは「&ME」チームで再会。
    アベンジャーズ・チームであり、見どころはたくさんあっただろうと思いますが、これまたドキュメンタリー・パートはあまり見どころがなかった印象。結果だけ見ると1位を獲得していたり、心がセンターとリーダーを兼任していたり、メンバーのほとんどがME:Iであり、さらにLAPONE GIRLS事務所からデビューしていることを考えると大成功したチームなのですが、番組の編集により噛ませ犬みたいなポジションになってしまったかもしれない。(数人が体調不良であまりレッスンに参加できなかったというような話もありますし、その上で最後一番しんどそうだった田中琴さんは辛さを我慢して最後ステージに立っていました)

    後からみる方には信じられないかもしれませんが、番組の編集で視聴者の反応が動かされちゃうんですよね。次作の鯖番でも留意しておきたいポイントではあります。

    「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRL FAN BOOK PLUS」で美羽の日記にあるように、この頃には心、美羽、桃奈で互いを支え合うようになっていました。
    番組上では見ることはできませんでしたが、きっと素敵なレッスン期間をだったんだろうなと思います。

    とはいえ、ファンとしては最高の出来だった「&ME」は、あてがきかと思うほどそれぞれに合った歌詞で、いまではME:Iの持ち曲に。ドキュメンタリー・パートではrebloomの絡みはほぼなかったものの、ビハインドでは伝説の「バブ顔して」が見られました。

    いま力いっぱい飛んで行け!

    ファンが繋いだ絆 最終順位発表

    順位発表が行われるたびに、桃奈と心、どちらのファンにも不安がありました。

    桃奈は1pickが多い代わりに、鯖番慣れしているファンが多いとは言えない状況で、票の動きがどうなるかもわからない。1位を取らせてあげたいけれど、番組でついたファンはrebloomケミ推しが多い、でも「ケミ推しは危険」と毎日のように言われ続ける。さらにYouTubeの再生回数は桃奈を上回るひとも出てきて、TikTokの指数は高くない。散々悪意を向けられすぎて四面楚歌状態でした。

    そして心は常に順位が高すぎて、実際の1pickの数がわからない。YouTubeの再生回数も当時は10位前後だったり、番組終盤には予想外のできごとも起き、rebloomをよく思わない視聴者から狡猾な言い回しで票を削られそうなるという嫌なムードもありました。

    なにより最終回の予告に桃奈と心だけ映らないという何度思い出しても理解できない事態が勃発。ファンだけでなく視聴者からも「あまりにも不公平だ」と非難の声があがりました。

    しかし、そんな負の連鎖を見事断ち切ったふたり、そしてふたりのファン!
    rebloomは見事、最終順位1位と11位でのデビューを掴み取りました。

    嬉し涙ではじまったrebloomの日プ女子での物語は、こうして再びrebloomの嬉し涙で幕を降ろしました。まるで漫画のような、奇跡のようなお話。

    ふたりをME:Iとしてデビューさせてくれた桃奈と心、そしてrebloomのファン全員に感謝します。

    この日の桃奈の泣き方は、清水恵子曰く「侍泣き」

    rebloomからME:Iへ 物語は続く

    いまではすっかりME:IのMOMONAとCOCOROとして、分量を気にすることなく、ときに隣で、とくに遠くでお互いを支え合うふたり。最後にデビュー前に公開された、桃奈から心への手紙を文字起こししてみました。

    ココ氏へ

    出会った時から今まで、お互いに本当におつかれ様ですという事をまずお伝えしたいです。
    レベル分けテストで始まり、デビューが決まった今の今まで、本当にそれぞれの屈折もあったし、私たちもお互いを通して沢山ぶつかり合ったし、支え合ってきたと思います。

    意外と意見も波長も違う私たちは、これからもお互いに足りないものを補い合いながら、素直にぶつかり合っていけたら良いなと思っています。

    今までの屈折が本当に何でも無い事のように思えるほど、これからの道は壮絶なものになっていくけれど、人生も夢も後悔や妥協は付き物だと思うから、自分の芯を持ってやれる事に向き合って、自分にとって胸ときめくものを大切にしながら一緒に長い旅路を歩んでいきましょう。

    きっとどんな世界にも光や希望を見出していく事は出来るし、私達次第です。

    自分の魔法を大切に。
    これからもよろしくっす!
    笠原桃奈

    happy end………
    と言いたいところですが、これからもふたりの、そしてME:Iの物語は続いていきます。
    これからの11人の歩む道が笑顔と幸せで溢れていますように!

    みなさんここまで読んでくださりありがとうございました!

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