このブログサイトでも何度も書いているように、2020年にEXOの「Tempo」を聴いてK-POPに開眼したわたしですが、その後、聴くK-POPの幅が広がるきっかけとなった楽曲のことも逐一いまだに覚えています。
EXO以外のSMを聴くようになったきっかけはSHINeeの「I Want You」ですし、もっと年代を遡って聴こうと決心したのはf(x)の「4 Walls」です。
そして、SM以外の楽曲も聴かなければ!と思わせてくれた楽曲。
それがNU’ESTの「LOVE ME」。
良い曲を渇望するようにフォロワーさんたちに話しかけていたころ、あるフォロワーさんがこの曲を教えてくださいました。SM信者になる寸前だったわたしが、この曲を再生した瞬間の、あのときの記憶を思い出しながら、何年経っても色褪せないこの曲の魅力を書いていこうと思います。
心地良い音色とリズムが奏でる多幸感
正直この曲はイントロの時点から掴み方のパワーが段違い。
イントロの口笛、力強くリズミカルな電子ピアノの調べに、理由もわからず身体の底から沸き立つ活力。
音楽好きな方ならこのイントロを聴いて「……きたわね?????」と呟いてしまうこと間違いなしの、この、ご機嫌なはなやかさは一体なんなんだ!!!!!
AメロBメロでは確かな歌唱力を持つNU’ESTの5人によるパート・リレー。
音だけ聴いても本来ならかっこいいかどうかもわからないのに、もう声だけでかっこいいですからねニュイは……。MV見たら、そのイメージ、正解やでとばかりに押し出されるその甘い顔面とベクホの圧。ありがて〜。(合掌)
そしてメロディアスでリズミカルなサビは、同じ単語を繰り返すK-POP特有の呪術感とは異なる、恋の浮かれぽんち感を見事に表現。
はじめて聴いたときもこの特別ご機嫌なサビに衝撃を受けたのですが、あれから何度聞いても心が躍りますし、もう最初からアイドルファンとして勝手に拍手と掛け声が脳内に浮かんできてしまうんですよ……!
(フゥッ!)
Love, love, love me, oh(アイッ!!!!!)
Love me, love me, love me, love me
Love, love, love me, oh(アイアイアイアイッ!!!!!!)
Love, love, love me, oh(アイッ!!!!!!!!)
Love me, love me, love me, love me
Love, love, love me, oh(アイッ!!!!!!)
↑”ない”掛け声(本来ならばサビを一緒に歌うだけです)
そんな、”ない”掛け声が身体の底から湧き出す感覚。身体が自然と動きだし、頭の上で拍手したくなる感覚。あえて言おう
NU’EST「LOVE ME」はK-POP界の「ロマンティック浮かれモード」や!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんか言うとりますけれども……!
実際そうなんですよ、体感的に。この曲、十数年後に絶対再評価されますからね。
公式発表によるとこの曲はオルタナティヴ・ハウスとアーバンR&Bのミックス。うむ。確かに他の曲とは違う方向性のこの曲でも、他と聴き並べても全く遜色のない深みのある音構成です。(スン)
新世代には出せない 中堅ならではの説得力
この曲は、2019年10月21日にリリースされた彼らの7th Mini Album「The Table」の収録曲でした。彼らのデビューは2012年ですから、もうベテラン、中堅としてリリースされた作品です。
K-POPを好きな方には説明不要ですが、彼らは人気グループも輩出した事務所PLEDISからデビューしたものの、長くブレイクを果たせず、サバイバル番組「PRODUCE 101 season 2」に出演したことでついに人気グループへと成長した、いわゆる苦労人のグループですよね。
そして2019年といえば、ミニョンが参加したWanna Oneが契約満期で解散。
EXOも人気が熟しソロ活動が活発化、BTSは満を持して最大勢力へ成長、SEVENTEENのセールスも一気にトップクラスへ。
ITZYやTOMORROW×TOGETHER、(G)I-DLEも台頭し、K-POPの勢力図も次世代へと向かうタイミングだったかと思われます。
そのなかでリリースされたこの曲や、前作「BET BET」のようなエレガントな魅力は、彼らを唯一無二のスターであることを証明するように輝き、Wanna One解散後の各後続グループのなかでもトップクラスの人気を獲得しました。
現在は活動休止中で(NU’ESTは解散していません!)、優れたソロ活動曲にときめくことしかできませんが、この「LOVE ME」はもちろんNU’EST Wとしてリリースされた楽曲や、「LOVE ME」後にリリースされた「Back To Me」や「INSIDE OUT」は必ずK-POP史に残る名曲として、長く愛されていくんでしょうね。(確信)
クリエイターから見る”PLEDISの音楽”
「LOVE ME」NU’EST
作詞 ベクホ、JR、BUMZU
作曲 BUMZU、ベクホ、パク・ギテ、Nmore
編曲 BUMZU、パク・ギテ、Nmore
この曲のクレジットはこんな感じ。
ベクホとJRはこの曲以外にもがっつり音楽制作に携わっていますし、現在もソロ活動が活発なふたり、という印象です。
そしてK-POPファンの方々からはすでに有名なPLEDISの柱であるプロデューサー、クリエイターであるBUMZUさんもこの曲に参加……しているのは知っていたのですが、
共作で名を連ねているパク・ギテさんとNmoreさんの後ろに記述している「PRISMFILTER」ってBUMZUさんのチームなんですね……!今回調べてみて初めて知りました。K-POP、ちゃんとクリエイターまで調べると色々なつながりが見られて面白いです。面倒くさがらずに今後もやっていきます。
そしてBUMZUさん、ニュイやセブチで名前をよく見ると思ってたんですが、TWSの「Plot Twist」、fromis_9の「Super Sonic」という今年のヒット作にもばんばんクレジットされていて、思っていた以上にPLEDISそのものでした。すげえ……。
しかもしれだけでなく、Charli XCXやSHINeeの「Hold You」やNCT 127の「Back 2 U」といったSMの名曲まで手がけてらっしゃるなんて……すげえ……。
と、こうして改めてPLEDISの高い音楽強度の理由も知れて、この「LOVE ME」が名曲たりうる理由もわかって、勝手にこの記事を書きながら謎の満足感に浸っています。
みなさんも改めて愛しましょうね、「LOVE ME」。
あとHYBEは、メンバーに大金払ってまたNU’ESTの活動支援してくださいね(圧)