最近Twitter(意地でも言い換えない)でよく流れてくる言葉。
実はわたしもそう感じる瞬間もあって、でもそれは加齢からくる”慣れ”のせいだと。若者の文化に口出しする権利はなく、これ以上合わなくなれば去ろう、と悲しい覚悟を決めておりました……
でもそれは、間違いだったわね?!!!!!!!
だってだって、NMIXXの新譜がかっこよすぎる!
あまりにも。
とくに「High Horse」の締まった出来には驚かされました。
シンプルなフレーズを繰り返しながらも雄弁に鳴り続けるドラムと透明感のあるピアノをベースにしたミニマムな作品。隙間を縫うように鳴るベースや上物の音も渋い。かっけぇよ〜。
元々評判の高かったヴォーカルも当たり前によいのですが、正直これまでの作品を聴いていても彼女たちがこういう曲を歌うグループに成長するとは思っていませんでした。すごいです。
パフォーマンスもコンテンポラリーっぽくて、豊かだなぁと思います。
Dem Jointzが半レギュラー的に楽曲提供していることもあり、デビュー時からaespa(または超究極的SM作品)のような多層的で実力主義なハイパーポップの要素があったと思うのですが、NMIXXはNMIXXでその道を突き進んでいる。aespaは拡張していく、NMIXXは引き締めていく、なんとなくそんなイメージがあります。
近年のJYPは音も脱米国文化のルートかなり面白いし、当然SMのそれとはベクトルも異なる。TWICEで天下を取ったときのような企業とはイメージもだいぶ変わりましたね。
NMIXXの新作を聴く限り(ナムジャ新グループのほうも)「最近K-POPは面白くない」なんて言えない!少なくともJYP、面白いですよ!!
今年のSTAYC、絶対やってくれますわ
「STEREOTYPE」「YOUNG LUV」と惚れ込みに惚れ込みまくり、STAYCを応援する決意を固めてしばらく経ち……
ピルスン、お前STAYCをどうしたいんだよ!!!!!?
と感じるこの頃でした。
でも今年のSTAYCは殻を破りましたね。かなりSTAYC girls, it’s goin downです。
正直、去年の作品もめちゃくちゃ良かったんですよ。でもいまいちハネきれなかった、個人的にそれはプロモーションのせいだと思ってますが、本作からまたギアを入れ直した印象で手ごたえを感じます。
デビュー時からずっと面白いんですよ。STAYCって。
「BEBE」もボールカルチャーの要素をこれでもかと詰め込み、引き算、引き算……。最近のK-POPと比較して特に目立つのは、音の高級感を狙いにいっていないことです。
巨大産業にふくらんだこの業界、BigHitからHYBEに変わったあたりから顕著ですが、年々音のチープさが消えていっているような気がします。ミックスのこだわりに関してはSMの独壇場だと思いますが、最近はHYBEでもJYPでもYGでもその他でも、あ〜音が安っぽいなと感じることは減りました。
でもこのシングル3曲って音の高級感ないんですよね。
ハウスというジャンルも相待って、そこに「狙い」を感じます。だってSTAYC、その雰囲気ちゃんと出せるスタッフがついてますからね。
こういう戦い方を見ると、聴き手としてもなんか燃えますよね。
また応援する身に力が入るというものです。
なぜ「つまらない」と言われるのか?
実はこの問題かなり単純だと思っていて。
それは、大物グループが人気を維持しながらもソロ活動しているせい。
グループ曲よりインパクトのあるソロできるひとたち、正直言っていません。
インパクト、面白み、その面に関しては日本でもアメリカでもそうですよね。
安室奈美恵だってビヨンセだってジャスティン・ティンバーレイクだって、パンチの面で考えるとグループ時代の曲のほうがウケるじゃないですか。
しかもK-POPのグループは彼女たちと違ってグループは継続しながらやってるわけですから、みんな内心はさ、グループを求めてるんですよ。自分も正直……。
あともうひとつ考えるなら、そもそもリファレンス元がおもんないせい。
例えばあるパターンでいうと、個人的に2010年代のシンセ・ポップが苦手なのですが、スタシは今年はここから引っ張ってくる気満々。ここに彩りを求めるのは酷だし、チャート上位に定着してると個人的にはnot for me感があります。それでも売れてるし、私が昔全然好きじゃなかったバンドも売れてたのでかなり狭い範囲でのうんざりですけどね。
一言で「イージーリスニングっぽい」って言われてますけど、リファレンス元はかなり広いと思います。最近K-POPつまらないと感じてる方のなかにも、どこかにつまらないと感じるジャンルが絡んでいる可能性があります。私の場合はあの四つ打ちのシンセ・ポップが発狂ものなだけでね。
しかし、文化というものは個人の中でも社会の中でも流れゆくもの。
わたしは30にしてさまざまな分野を経てK-POPに行きつきましたが、いま若くK-POPをお好きな方は、ここから他に広がり、また戻ってくるのも良いと思いますね。
未来の可能性は大きいほうが人生絶対楽しい。
他を知ってなお面白い分野ですよ、K-POPは。
