あたらしいものがくれる良い影響って当たり前にあると思っていて、その代表例といえばやはり靴だろう。新しい靴は新しい場所に連れていってくれる。そう言われている。
そして自分にとって、一番かんたんにその気持ちを与えてくれるのは歯ブラシだった。
歯ブラシを頻繁に変えるようになったのはいつ頃だったか。
すくなくとも大学生のころまでは、200円もかからないくらいのスタンダードな歯ブラシを使っていた。毛先がばさばさになっても使えると信じて使い切るくらいはやっていたという記憶がある。ふうむ。さすが男子大学生。
しかし変化があったのは5年前くらいのこと。
虫歯を全部治療しようとした時期があったのだ。そのときについにわかった。歯ブラシの重要さ。
とにかく大人の歯はバリアが少ないので隅々まで、隅々まで磨かねばならぬ。
その想いで色々探しはじめ、かんたんに購入できて比較的価格も安価なのが下記のもの。
花王ピュオーラ歯ブラシ薄型コンパクト。
こちら、ヘッド部分が非常の薄いのである。この薄さ、なめたらあかん。
奥歯の奥までいやな気持ちにならず磨くためにはこの薄さが大事なのだ。
そしてこの歯ブラシのもうひとつ大事なところ。
圧力軽減。自分は歯磨きの力が強すぎるきらいがあった(削れちゃうよん)ので、この歯ブラシのように力を分散させてくれる形状は非常にありがたい。
この歯ブラシを、1ヶ月に1回くらいは買い替えている。
毛先が広がったらすぐに変えている。幸いなことに、最近はあまり虫歯がない。(着色はあるけれど)
400円くらいのものにけちけちしたくないが、もっと若いときは確かに抵抗があった。
それでも大人になり、優先順位がそちらに向かい、歯ブラシも、シャンプーも、洗顔も、化粧水も、乳液も、その他もろもろの生活用品に少しずつお金をあてられるようになったことはまぁまぁ嬉しいことだ。
靴を買いかえなくても、新しいものを開封するとすっきりとした一日が始まる予感がある。
そんな、勘違いみたいなちいさな幸せを積み重ねていくのもまた人生なのだと思う。
今日のひとこと 梅雨明けしました。