結局「ヒカルの碁」が一番面白いだろと思う瞬間ありませんか?

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    このブログのフォント、デザイン設定の関係でこれなんですけど若干内容に反して上品すぎる気がしますね。
    いま絶賛夏休み中のわたしです。仕事柄少しだけこの時期に長期休暇があるのですが、それももう終わりそう。何もしていない……上にギョンスに健康のまま会えるようにあまり外に出ないようにしています。私このままでいいのかな

    というわけで図書館に行って「ヒカルの碁」を借りてきました。
    それで思ったんです、あれ?この名作漫画、あんまり後世に伝わってなくね?と。
    それならやっちゃいましょう。
    本日のブログは「ヒカルの碁」語り!

    目次

    転生チート設定と思いきや亜転生チート設定漫画である

    ヒカルの碁の導入

    平凡な小学生の少年 進藤ヒカル が天才囲碁棋士の霊 藤原佐為 に取り憑かれて囲碁生活開始

    いまの漫画だったら、もしかしたらヒカルは佐為の指示通りに打つことで囲碁の頂点を目指す物語になっていたかもしれませんね。
    ”平安貴族に取り憑かれた俺の天才棋士生活”みたいな……いやセンス。

    しかし、「ヒカルの碁」は読者が”いや、打てよ”と思うレベルで佐為は打ちません。

    というか、打てません。
    佐為の天才的な囲碁に周りが惹かれれば惹かれるほど、ヒカルのなかで囲碁への情熱が目覚めるのです。その結果、天才的な試合と幼稚な試合が繰り返され、繰り返され繰り返されていくうちに……というメリハリと緊張感のあるストーリーが展開されます。

    チート設定でありながらスポ根成長ものという、少年漫画という、伝統と現在をつなぐ2000年代の大ヒット漫画なのですなァ〜〜〜ク〜〜〜〜〜〜〜〜

    ライバルは厄介オタク ”塔矢アキラ”

    天才棋士の息子であり、才ある少年棋士として囲碁界で知らないものはいないほどの有名人が塔矢アキラくん。

    アキラはヒカルのライバルキャラで、彼はまず”佐為の言われた通りに打つ”ヒカルに敗北します。

    もちろん彼は天才少年棋士なので自分に勝ったヒカルに異常に執着するんですね。
    顔みたらガタッ!!!!!!ってなるくらいの勢いで追いかけたり、逆に顔合わせたらふんって感じで無視したり……ストーリーの大半が小中時代なので子どもじみていて当然なのですが、それにしてもストレートツンデレ厄介オタクなんですよ。

    過去の自分との対戦では本当にやばいくらい強かったのに突然弱小化したりなぜか急成長したり突然打たなくなったりするヒカルがまずとんでもない人間なのですが、それに一番振り回されるのが塔矢アキラです。

    真面目なお坊ちゃん塔矢アキラがヒカルの前で平静を失う様子はこの漫画の面白いポイントのひとつですね。

    マイノリティな情熱の坩堝

    たまに漫画だと、世間ではそうでもないのにその競技が世界のすべて、みたいな描写があるじゃないですか。しかしヒカルの碁のなかでの囲碁は、別にやらなくても良いものです。

    まずヒカルのお母さんも囲碁への関心がありませんし、他のキャラクターからしても囲碁をやめて一般的な生活を望まれるような展開が多々あります。

    そのなかで、囲碁に熱中していくみんな。
    囲碁界の序列、新世代が巻き起こすうねりみたいな、小規模だからこそ濃密な人間関係が楽しいです。

    囲碁の世界が世間的にも重要視されていないからこそ起こる「諦める」選択の切実さや、「諦めない」ことへの情熱がとにかく濃い!一局の勝ち負けが人生に響いていく感じも、うまく描写されているので大人になったいま読んでも胸にきます。

    あれ、なんかこのブログ……薄……?!

    でもみなさん、これだけは言いたい。
    この漫画令和に読んでも絶対面白いので……
    頼みます……ヒカルの碁の話もっとしたいんです……
    アニメの主題歌dreamですからね(一部にしか刺さらないポイント)

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