宇多田ヒカルと椎名林檎のこれまでの関係性を振り返ろう’24

    ベスト・アルバム「SCIENCE FICTION」の発売に合わせ、この4月積極的にメディア出演を果たしている宇多田ヒカル。さらに今回の目玉?となるのは、テレビでは初パフォーマンスとなる椎名林檎とのコラボレーション。日本テレビ系列の音楽番組「with MUSIC」に出演します。

    放送日は
    4月13日(19:56~20:54)
    なのでお見逃しなく!

    「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎」の他に「シン・エヴァンゲリヲン劇場版:II」「One Last Kiss」も披露。ちなみにこの番組にはME:Iの出演も決まっています。

    そして今回、このブログではこれまで数十年かけて2人が小出ししながら積み重ねた微笑ましい関係性、懐かしいエピソードやコラボ曲、ライヴ・パフォーマンスを振り返っていこうと思います。

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    目次

    1998 東芝EMIからデビュー

    5月27日、椎名林檎がシングル「幸福論」でデビュー。
    12月9日、宇多田ヒカルがシングル「Autmatic/time will tell」でデビュー。
    ふたりとも東芝EMIからデビューしたレーベルメイトであり、同期です。
    オルタナティヴ・ロックの新星である林檎とデビューして即日本のR&Bジャンルの覇権をとった宇多田が同年にデビューしたことを考えると、当時のEMI社内の盛り上がりも想像に難くないですね。
    レーベル外を含めるとMISIA、浜崎あゆみ、aiko、モーニング娘。(メジャー・デビュー)も2人の同期だったりします。

    1999 東芝EMIガールズ結成

    10月7日に赤坂BLITZで開催された東芝EMIコンベンション・ライブ(新人をPRするようなイベントだったようです)「MUSIC TALKS」にて、”東芝EMIガールズ”として、カーペンターズの「I Won’t Last a Day Without You」をカバー。

    2002 カバー・アルバム「唄ひ手冥利~其ノ壱~」にて音源化

    椎名林檎のカバー・アルバム「唄ひ手冥利~其ノ壱~」にレコーディング・バージョンを収録。
    打ち込みサイドの林檎らしいアレンジですが宇多田との相性も良い印象です。
    このアルバムには草野マサムネとの「灰色の瞳」、兄である椎名純平との「玉葱のハッピーソング」のデュエットが収録されています。

    2014 林檎、カバー2連発でリスペクト

    椎名林檎のセルフカバー・アルバム「逆輸入〜港湾局〜」発売を記念して開催されたコンサート・ツアー「ちょっとしたレコ発2014」にて宇多田ヒカルの「traveling」をカバー。

    12月発売の宇多田ヒカルトリビュートアルバム「宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-」にて椎名林檎が「Letters」をカバー。

    ▼かなり余談ですが、この企画に際して行われたPUNPEEのDJライヴが最高です。

    2016 久しぶりのコラボ「二時間だけのバカンス 」発表


    「二時間だけのバカンスfeaturing 椎名林檎」をデジタル配信。
    宇多田ヒカルの6thアルバム「Fantôme」にも収録。
    (※この曲はベスト・アルバム「SCIENCE FICTION」にも収録されます。)

    2018 林檎トリビュート・アルバムに参加

    椎名林檎トリビュートアルバム「アダムとイヴの林檎」にて宇多田ヒカル&小袋成彬が「丸ノ内サディスティック」をカバー。

    2019 コラボ楽曲を2ヴァージョン公開

    椎名林檎ベスト・アルバム「ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~」に椎名林檎と宇多田ヒカル「浪漫と算盤 LDN ver.」を収録。またこの楽曲には「TYO ver.」も存在します。

    雑誌のインタビューなどでは椎名林檎からの愛情発信のほうが多く見られますが、宇多田ヒカルも彼女とのクリエイティヴな仕事を楽しんでいるよう。初めて2人でステージに立ってから20年以上経っても穏やかな仲が続き、互いをリスペクトしている様子が伺えます。

    ちなみに宇多田は林檎のことを「ゆみちん」と呼んでいます。(公式)
    「with MUSIC」でのコラボも楽しみです!

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